演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

ペプチドパルス樹状細胞療法におけるモニタリングとしてのCTL assayの検証

演題番号 : P77-7

[筆頭演者]
金沢 匡司:1,2 
[共同演者]
菅野 英和:1,2、岩舘 学:1、中村 泉:1、大木 進司:1、竹之下 誠一:1

1:福島県立医科大学医学部器官制御外科、2:塙厚生病院外科

 

【目的】当科でも学会倫理委員会の承認を得て樹状細胞(dendritic cell-DC)療法の臨床研究が行われてきており、今回、CEA652(9) Peptide-pulsed DC皮下接種療法を施行した症例のCTL assayのmonitoringとしての検証を行った。 【方法】既存の加療が無効例でHLA2402で血清CEA高値例の高度進行消化器癌症例を対象としている。前治療のwash-out期間は一ヶ月とし、Plasmapheresisもしくは末梢血よりPBMCを採取しGM-CSF,IL-4存在下7日間培養にてDCを誘導し、TNF-αでmaturationさせ対応peptideをpulseしてソケイ部もしくは所属のリンパ節に、皮下接種を行った。、1回につきDC 1×108個もしくは5×107(末梢血採血では1×107個)を投与量とし、2週に一度投与した。3回を1クールとし症例に応じて3から12回まで行った。1クール投与前後の患者末梢血からPBMCを採取し、DCsを誘導後、CEA652(9)をpulse後自己PBMCと共培養した。Stimulationは1週間隔2回施行しIL-2で隔日添加してeffectorを誘導した。Target cell(MKN45)、Control cell(MKN1)をINF-γで処理後、E/T ratio15,30,60における 51 Cr release assayを測定した。さらに接種後1週間後に患者肘部に1×105 CEA652(9)Peptide-pulsed DCsを皮下注し48時間後のDTH反応も観察した。【結果および結語】 10例中1例(10%)でSDであり、1クール(3回投与)終了後の患者末梢血におけるCTL-assayではCTL precursorのinductionは10症例中3例に認められた(DTH反応は2例陽転化)。SDの症例はCTL inductionが認められた(DTHも陽転化)。PDの9症例の中では3例に血清CEA値の低下がみられ、その3例のうち2例にCTL inductionを認めた。今回の検証のみではCTL-assayがmonitoringに有用であるかは断定はできないが、CEA652(9)に関してはCTL-assayでCTL inductionを認めた症例に臨床的な反応が多くみられると思われ、Peptide-pulsed DC皮下接種療法におけるmonitoringとしてのCTL assayの有用性が示唆された。

キーワード

臓器別:その他

手法別:免疫療法

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