演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

重粒子線単独治療を行った前立腺癌症例における治療後1年間のPSA値の変化

演題番号 : P74-7

[筆頭演者]
川原 正寛:1 
[共同演者]
河村 英将:1,2、加藤 弘之:1,2、村田 和俊:1、久保 亘輝:1、神沼 拓也:3、石川 仁:4、松井 博:2,5、伊藤 一人:5、鈴木 和浩:2,5、大野 達也:1,2、中野 隆史:1,2

1:群馬大学大学院医学系研究科腫瘍放射線学、2:群馬大学重粒子線医学研究センター、3:伊勢崎市民病院放射線科、4:筑波大学陽子線医学利用研究センター、5:群馬大学大学院医学系研究科泌尿器科学

 

【目的】前立腺癌に対する放射線治療後のPSA値の変化についての報告はあるものの、重粒子線治療後のPSA値変化に関する詳細な報告はないため、その解析結果を報告する。

【対象と方法】2010年3月から2012年2月までに群馬大学重粒子医学センターで重粒子線単独治療を行った前立腺癌26例を対象とした。症例登録時における平均年齢は63.0歳(52-73)、臨床病期はT1cが14例、T2a-bが10例、T2cが2例、平均PSA値は5.33±1.97ng/mL、Gleason scoreは、3+3=6が8例、3+4=7が18例であった。PSA値は、重粒子線治療直前、治療開始後1か月後、2か月後、3か月後、6か月後、9か月後、12か月後に測定を行った。

【結果】治療直前、治療開始1か月後、2か月後、3か月後、6か月後、9か月後、12か月後のPSA値(平均値±標準偏差)は、それぞれ5.27±1.93ng/mL、7.20±2.82 ng/mL、3.84±1.37 ng/mL、2.81±1.00 ng/mL、2.26±0.91ng/mL、1.88±0.82 ng/mL、1.88±1.16ng/mLで、全26例で治療直前に比べ治療直後のPSA値が上昇していた。観察期間の中央値は24か月で、現在まで臨床的再発は1例も認めていない。

【結語】前立腺癌に対する重粒子線治療後にPSA値の一過性上昇が起きていることが確認された。治療効果について言及するには時期尚早であり、今後の経過観察が必要である。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:放射線治療

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