演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

HER2陽性進行・再発乳癌に対するLapatinibの治療成績

演題番号 : P60-9

[筆頭演者]
芦澤 舞:1 
[共同演者]
吉田 清香:1、安田 満彦:2、渡邊 久美子:1、阿部 宣子:1、鈴志野 聖子:1、大竹 徹:1、竹之下 誠一:1

1:福島県立医科大学附属病院器官制御外科、2:獨協医科大学第一外科学講座

 

【目的】HER2陽性進行・再発乳癌に対する当科でのLapatinibの治療成績を検討した。【対象と方法】2009年7月から2012年12月までにLapatinibを投与した再発乳癌9例と、進行乳癌1例の合計10例で、年齢は35歳から62歳(中央値57歳)、観察期間中央値は15.6ヶ月、無再発期間中央値は37.1ヶ月であった。前治療として全例でHerceptinと抗癌剤の治療歴あり、6例がホルモン受容体陽性でホルモン療法を施行していた。評価病変は肺転移が5例、肝転移4例、軟部組織転移5例、脳転移が2例、原発巣が1例であった(重複あり)。全例でCapecitabine(2400~3000mg/day)との併用でLapatinib(1250mg/day)を投与した。投与期間は5から21クールで、脳転移症例に対しては放射線療法を併用した。【結果】最良効果判定はCRが1例、PR1例、SD8例(うち4例はlong SD)例であった。奏功率は20%、clinical benefit(CB)60%、無増悪期間中央値は26週であった。有害事象として下痢が3例、Grade3の手足症候群を2例認めたが、休薬で改善した。Lapatinib投与中もしくは投与後に脳転移が出現した症例は4例で、うち3例は病勢増悪により死亡した。【結語】Lapatinibはlife-threateningな内蔵転移を有するHER2陽性進行再発乳癌に対し優れた臨床的有用性と認容性を示した。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:分子標的治療

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