演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

HER2陽性進行再発乳癌に対するエリブリン/トラスツズマブ併用療法の検討

演題番号 : P60-5

[筆頭演者]
名和 正人:1 
[共同演者]
二村 学:1、兼松 昌子:1、森川 あけみ:1、森光 華澄:1、吉田 和弘:1

1:岐阜大学腫瘍外科

 

【目的】HER2陽性進行再発乳癌に対するエリブリン/トラスツズマブ併用療法の治療効果と有害事象につき後方視的に検討する.【対象】当院でエリブリン/トラスツズマブ併用療法を施行したHER2陽性進行再発乳癌7症例.【方法】エリブリン (1.4mg/mm2)をday1, 8に, トラスツズマブ(5mg/kg)をday1にそれぞれを静脈注射し, これを21日毎繰り返した.【結果】年齢は中央値62歳, 全例HER2陽性, 2例がER陽性, 5次療法以降が4症例, 3次療法が1例, 2次療法が2例であった. 奏功はCRが0例, PRが1例, SDが4例, PDが2例で3ヶ月以上のSDを含めたclinical benefitは29%であった. 有害事象はG3以上の好中球減少を4例にみられたが, 末梢神経障害や嘔気はG1まででありQOLは良好に保たれた.【考察】今回の検討にてエリブリン/トラスツズマブ併用療法はHER2陽性進行・再発乳癌の高次療法としては比較的良好なclinical benefitが得られた. また, 好中球減少も投与量の減量や投与間隔の工夫で対処可能であり, しかもQOLが比較的良好に保たれたことから今後はより早い段階での本療法の施行が望まれる.

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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