演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

当院におけるセツキシマブ先行進行再発大腸癌化学療法の検討

演題番号 : P51-2

[筆頭演者]
進藤 吉明:1 
[共同演者]
石塚 純平:1、上野 知尭:1、西口 遼平:1、馬越 通信:1、小林 芳生:1、横山 直弘:1、吉田 泰一:1、齋藤 由理:1、田中 雄一:1

1:医療法人明和会中通総合病院消化器外科

 

近年,進行再発大腸癌化学療法の治療は,分子標的治療薬の出現により大きく変化した.当院ではEGFR陽性,K-RAS Wildタイプの患者に対して積極的に一次治療からセツキシマブ(以下C-mab)の投与をおこなってきた.そこで,その効果について検討した.2010年からC-mabを一次治療に使用した患者は20名であった.初回投与時点で予後が3ヶ月以上期待できない症例を除く12例について検討した.男女比=7:5,平均年齢64.1歳,直腸癌5例結腸癌7例, 肝転移7例,局所浸潤2例,腹膜播種1例,肺転移2例,リンパ節転移1例,併用レジメンはCPT-11単独1例,FOLFOX4例,FOLFIRI3例,XELOX3例,XELIRI1例であった.奏効はCR4例,PR6例,SD1例,PD1例であった.全症例とも皮疹は出現したがステロイド軟膏や休薬で改善,低Mg血症は5例に認めた.血液毒性は併用レジメンによりばらつきがあった.一次治療にC-mabを導入し腫瘍の制御率は91%と良好であったが1例のみPD,二次治療にBevacizumab+FOLFOXの導入したがPDとなった.近年All-RASやB-RAF,その他の遺伝子解析により効果的な薬物使用の可能性が示唆されており,今後C-mab一次治療に最適な患者選択の個別化指標に期待したい.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:分子標的治療

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