演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

当科における残胃癌手術症例の検討

演題番号 : P5-6

[筆頭演者]
後藤 正和:1 
[共同演者]
沖津 宏:1、湯浅 康弘:1、枝川 広志:1、谷 亮太朗:1、森 理:1、増田 有理:1、藏本 俊輔:1、松本 大資:1、富林 敦司:1、川中 妙子:1、石倉 久嗣:1、木村 秀:1、阪田 章聖:1

1:日本赤十字社徳島赤十字病院

 

【はじめに】当科において手術加療を行った残胃癌症例について臨床病理学的に検討し報告する.
【対象】当科において2005年8月から2013年12月までに手術を施行した残胃癌21例を対象とした.
【結果】21例中,男性20例,女性1例で,平均年齢は71.9歳(55~84歳)であった.初回病変が良性病変(B群)は9例,悪性病変(M群)は12例であり,初回手術から残胃癌発生までの平均期間は21.7年であった(B群41.2年,M群7.1年).初回手術術式は幽門側胃切除18例,噴門側胃切除3例であり,再建法はBillroth I法10例,Billroth II法7例,Roux-en-Y法1例,食道残胃吻合法3例であった.残胃癌の存在部位は,非断端部11例,断端吻合部8例,残胃全体1例,断端縫合部1例であった.残胃癌に対する術式は,残胃全摘15例,残胃部分切除3例,胃空腸吻合3例であった.他臓器合併切除はM群の2例に行われ,それぞれ膵尾部・脾臓,脾臓切除であった.平均手術時間は162.0分,出血量は255.2gであった.組織型では管状腺癌10例,低分化腺癌10例,粘液癌1例であり,深達度が粘膜下層までの早期癌は8例,進行癌は13例であった.術後合併症は誤嚥性肺炎を3例に,膵液瘻を1例に認め,術後平均在院日数は12.7日であった.術後平均観察期間は585.2日で,2例に他臓器転移を認め(肝臓,骨),4例が原病死された.
【結語】残胃癌症例について報告した.至適フォローアップ法を含め,さらなる症例の集積が必要である.

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:手術療法

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