演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

SM胃癌におけるリンパ節転移症例の検討

演題番号 : P5-1

[筆頭演者]
富田 凉一:1,3 
[共同演者]
櫻井 健一:3、藤崎 滋:2、杉藤 公信:3、池田 太郎:3、朴 英智:1,3、越永 従道:3、井上 幹也:3

1:日本歯科大学生命歯学部外科学講座、2:藤崎病院外科、3:日本大学医学部附属板橋病院小児・乳腺内分泌外科学分野

 

【目的】早期胃癌のうち粘膜下組織浸潤例(SM癌)では、20%前後のリンパ節転移が報告され予後不良例が認められる。そこで、われわれは、SM癌の臨床病理学的特徴について検討した。【方法】早期胃癌183例(M癌は91例、SM癌は92例)のうち、リンパ節転移陽性例はM癌の1例(1.1%)、SM癌の9例(9.8%)に認められた。今回、SM癌9例(男性4例、女性5例、年齢分布 38 ~78歳 平均53.8歳)を対象とし、臨床病理学的特徴を検討した。なお、全例D2リンパ節郭清が行われた。【成績】占居部位はLが55.5%で最も多かった。肉眼型はIIcが44.4%で最も多かった。大きさは平均23.3mmであった。リンパ節転移はN1が88.8%でN2の 11.1% より有意に少なかった(p=0.0009)。リンパ管侵襲は陽性例が88.8%で陰性例の11.1%より有意に多かった(p=0.0009)。脈管侵襲は陽性例が11.1% で陰性例の88.8%より有意に少なかった(p=0.0009)。組織型は分化型が44.4%で未分化型の55.5%より少なかった。なお、por2とtub2がそれぞれ33.3%で多かった。再発は血行性転移の4例(44.4%)であり、1年以内に死亡した。【結論】SM癌はN2までの転移を認め、未分化型が多く、リンパ管侵襲陽性例も多かった。そして、再発は血行性転移であり、1年以内に死亡した。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:QOL

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