演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

大腸癌術前FDG-PET検査での原発巣SUVmaxと深達度・リンパ節転移の相関についての検討

演題番号 : P47-5

[筆頭演者]
日野 仁嗣:1 
[共同演者]
村山 康利:1、栗生 宜明:1、中西 正芳:1、阪倉 長平:1、小西 博貴:1、森村 玲:1、小松 周平:1、塩﨑 敦:1、生駒 久視:1、窪田 健:1、市川 大輔:1、藤原 斉:1、岡本 和真:1、大辻 英吾:1

1:京都府立医科大学消化器外科

 

【はじめに】近年、大腸癌診療においてFDG-PETは多用されており、主に腫瘍の局在及び遠隔転移の有無を判定する目的で施行される。しかし、手術時のリンパ節郭清範囲の決定において重要な、深達度及びリンパ節転移診断におけるFDG-PETの有用性に関しての知見は十分ではない。今回、大腸癌原発巣SUVmaxと深達度・リンパ節転移との関連について検討した。【対象と方法】当科で2009年1月から2013年12月までに手術を施行した大腸癌症例のうち、術前FDG-PETを施行した症例において、原発巣への集積を認めなかった50症例50病変、原発巣への集積を認めかつSUVmaxが測定された192症例196病変を対象とした。まず、原発巣への集積の有無と深達度・リンパ節転移の有無についての関連を検討した。続いて、原発巣SUVmaxが測定されている症例において、SUVmaxと深達度・リンパ節転移の関連についての検討を行った。【結果】原発巣非集積病変のうち14病変(28%)がT2以上であった。原発巣集積病変においては、158病変(81%)がT2以上であり、非集積病変と比較し有意に多かった(p<0.01)。また、原発巣集積病変において、T1病変のSUVmax中央値は7.45であった。T2以上の病変のSUVmax中央値は11.3であり、T1病変と比較し有意に高値であった (p<0.01)。リンパ節転移に関しては、原発巣非集積病変のうち8病変(16%)が転移陽性であった。原発巣集積病変においては82病変(42%)が転移陽性であり、非集積病変より有意に多かった(p<0.01)。また、原発巣集積病変において、リンパ節転移陰性病変のSUVmax中央値は9.5であった。リンパ節転移陽性病変のSUVmax中央値は11.4であり、リンパ節転移陰性病変と比較し有意に高値であった (p<0.05)。【結語】大腸癌においてSUVmaxを測定することが大腸癌深達度、リンパ節転移診断に寄与する可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:診断

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