演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

進行性腎癌のTKI intolerant群とTKI refractory群に対するエベロリムス治療の有効性

演題番号 : P28-16

[筆頭演者]
加藤 廉平:1 
[共同演者]
小原 航:1、伊藤 明人:1、加藤 陽一郎:1、岩崎 一洋:1、高田 亮:1、杉村 淳:1、大森 聡:1、丹治 進:1、藤岡 知昭:1

1:岩手医科大学泌尿器科学講座

 

目的:進行性腎癌に対する実臨床でのエベロリムス治療の有効性と安全性をretrospectiveに検討した。
対象と方法:疾患進行または有害事象によりTKI治療を中止しエベロリムスを投与した19例を対象とした。Progression-free survival (PFS)、overall survival (OS)を評価した。また、前治療のTKI治療とエベロリムス治療の有害事象を比較した。
結果:PFSの中央値は8.4ヶ月(0.7-21.1)であった。OSは25か月の時点で中央値に至っていない。11例がTKI治療を有害事象で中止(TKI intolerant群)、8例はTKI治療を疾患進行のため中止(TKI refractory群)した。TKI refractory群のOSの中央値4.3か月と比較しTKI intolerant群のOS(25か月の時点で中央値に至らず)は有意に良好であった(p<0.01)。PFSの中央値はTKI refractory群の2.5ヶ月と比較しTKI intolerant群では10.0ヶ月と長期であった(p=0.06)。重篤な有害事象でエベロリムスを中止した症例は2例でそれぞれ間質性肺炎と急性腎機能障害により中止した。
結論:TKI refractory群に比較しTKI intolerant群ではOSとPFSが良好であった。有害事象のプロファイルはエベロリムスとTKIでは異なっていた。TKI intolerant群ではTKI refractory群に比較しエベロリムス治療の忍容性が良好でsurvival benefitが大きい可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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