演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

当院における結節性硬化症に伴う腎血管筋脂肪腫に対するエベロリムスの使用経験

演題番号 : P28-14

[筆頭演者]
辻村 一馬:1 
[共同演者]
近藤 恒徳:1、大島 将:1、兩坂 誠:1、福田 洋典:1、今井 健二:1、大前 憲史:1、飯塚 淳平:1、橋本 恭伸:2、田辺 一成:1

1:東京女子医科大学泌尿器科、2:東京女子医科大学附属青山病院泌尿器科

 

【目的】
結節性硬化症の患者の約70%に腎血管筋脂肪腫(AML)が合併すると言われている。エベロリムスの承認以前は、結節性硬化症に伴うAMLに対する治療として外科的治療が一般的であった。しかし、2012年12月より結節性硬化症に伴うAMLに対する治療薬としてmTOR阻害剤であるエベロリムスが承認され、治療法の一つとして選択可能となった。今回、当院における結節性硬化症に伴うAMLに対するエベロリムスの使用経験を報告する。
【対象】
2013年8月~2014年2月までに当院にて結節性硬化症に伴うAMLと診断、エベロリムスを投与した4症例を対象とした。平均年齢20.8歳、性別は男性1例、女性3例であった。治療経緯、治療効果、有害事象等につき検討した。
【結果】
エベロリムスの投与経緯は3例が腫瘍の増大傾向、1例が巨大腫瘍であった。エベロリムスの投与開始量は10mg、5mgがそれぞれ2例ずつ。観察期間内(観察期間平均4.4ヶ月)全症例において休薬せずに投与可能であったが、2例は有害事象のため減量を行った。投与前の最大腫瘍径は20~118mmで投与により、最大腫瘍径が2~12mm減少。有害事象としては、口内炎3例、下痢1例であった。
【考察】
いずれの症例においても、エベロリムスの治療により腫瘍縮小効果を認めた。しかしながら症例数が少なく、観察期間も短いため今後更なる症例数の蓄積と観察期間が必要と思われる。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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