演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

mTOR阻害剤治療導入患者52例の後ろ向き検討

演題番号 : P28-12

[筆頭演者]
齋藤 英郎:1 
[共同演者]
沼倉 一幸:2、古家 琢也:3、小島 崇宏:4、栃木 達夫:5、西山 博之:4、大山 力:3、羽渕 友則:2、荒井 陽一:1

1:東北大学医学部泌尿器科、2:秋田大学医学部附属病院泌尿器科、3:弘前大学大学院医学研究科泌尿器科、4:筑波大学附属病院泌尿器科、5:独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター泌尿器

 

【目的】近年、INTORSECTの結果や新薬の登場によりmTOR阻害剤の使用タイミングは施設ごとに様々であると思われる。今回、多施設後ろ向きにデーターを集め52例と比較的多数の症例が集積されたため、どのような症例がmTOR阻害剤で治療されているのか検討した。
【対象と方法】2010年4月から有転移腎癌に対しmTOR阻害剤を1ヶ月以上投与でき、RECISTv1.1で評価課の病変のある、病理学的に腎癌と判明している症例を登録した。
【結果】症例は秋田大学34例、弘前大学6例、筑波大学5例、宮城県立がんセンター3例、東北大学4例で計52例登録された。背景としては、男:女 36(69%):16(31%)、年齢中央値62.0(IQR 52.3 - 65.8)、BMI 22.9、PS 0:29(56%), 1:21 (40%), 2:2 (4%)、組織型 淡明 41例、乳頭状5例、分類不能4例、肉腫成分を含むもの11例であった。mTOR阻害剤としてはアフィニトール38例、トーリセル14例。使用時の評価可能転移臓器としては肺33(67%)、肝14(33%)、骨7(18%)、リンパ節23(52%)であった。何次治療かは1次10(19%)、2次22(42%)、3次17(33%)と一次治療から使用されている症例もあった。投与期間は中央値9ヶ月(IQR 5 - 23.5)、中止理由として間質性肺炎疑い5例、皮疹3例、動悸2例とAEによる中止が10例(19%)認められた。
 
【結論】2012年7月まで投与されていた患者が今回の評価対象であった。この期間の検討では薬の効果を十分に引き出すことよりAEマネージメントに苦慮している現状を認めた。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:分子標的治療

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