演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

子宮体癌骨盤内センチネルリンパ節検索における色素、RIおよび蛍光法の有用性の比較

演題番号 : P24-4

[筆頭演者]
山下 剛:1 
[共同演者]
宇津 裕章:1、金 美善:1

1:市立函館病院産婦人科

 

MRIで明らかな筋層浸潤の認められない早期子宮体癌の骨盤リンパ節転移率は低く可能であれば不必要な郭清の省略が考慮される。そのための転移診断法としてSN検索があり、子宮体癌では一般的にトレーサーとしてRI+色素が用いられるが、RI使用が困難な条件でも診断を行うためには、RI法に変わる簡便かつ同定率の劣らないトレーサーの使用が求められる。今回我々はRI法によるSN同定を行った後、ICGをトレーサに用いた蛍光法によるSN同定の有用性の検討を行った。対象は術前CTで明らかなリンパ節腫大のない25例の体癌患者で、このうち開腹1例と腹腔鏡下4例に、RIでのSN同定後術中ICG+色素投与を行った。25例のうち術前LSGにて少なくとも片側のユニットを含むSN同定率は88%で、SN同定不可が3例あった。しかしこの3例のうち2例では蛍光法にてSNが同定され、さらにその1例において術後連続切片での免疫染色によるSN微小転移が同定された。RIはRI室の簡易ベッド上で投与するため適切に投与できていない可能性がある一方で、前日投与のためリンパ節以外のカウントは減衰し、術中ICG投与で見られる様なリンパ管のアーチファクトはなく広範囲のSN検索・同定が容易であった。色素法は滞留時間が短いため迅速な同定が要求される。蛍光法にはRI同様の有用性があるといえるが弱点もありそれぞれの特長を生かした診断が求められる。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:診断

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