演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

高齢者子宮体癌における治療法の検討

演題番号 : P24-2

[筆頭演者]
若菜 公雄:1 
[共同演者]
平田 麻実:1、須藤 乃里子:1、鳥羽 三佳代:1、若林 晶:1、久保田 俊郎:1

1:東京医科歯科大学産婦人科

 

【目的】治療法を選択する際に高齢者の場合には、治療法を縮小して選択されることが多い。しかし、performance status (PS)が良好な症例では通常の治療法を選択することも可能であると考えられる。今後、高齢者の子宮体癌の患者は増加することが予測されるが、どのように対応するのが望ましいかを考える上で、当院における高齢者の子宮体癌患者への治療法について検討した。
【方法】2005年1月より2012年12月までに当院で初回治療を施行した子宮体癌135症例の中から、75歳以上の11症例について、患者背景、初回治療内容、治療による合併症、再発などについて検討した。
【成績】進行期はⅠA期が4例、ⅠB期が5例、Ⅱ期1例、ⅣB期が1例であった。組織型は類内膜腺癌Grade1が3例、grade2が1例Grade3が3例、漿液性腺癌が2例、癌肉腫が1例、低分化腺癌が1例であった。初診時のPSは1が6名、2が3名、3が1名であり、初回治療として2例で放射線治療が選択されており、手術を施行した9例のうち、2例でリンパ節郭清まで施行されていた。術後合併症のため退院が延期になった症例は無く、術後せん妄は1例であった。また、手術を施行された9例中、再発リスク因子の中リスク以上を有する症例は8症例であったが、後療法は4症例で施行され、3症例が化学療法、1症例が放射線療法であった。4例に再発進行を認め、うち3例が死亡した。
【結論】高齢者には治療を縮小しているのが現状であった。しかし、高齢者でもPSを個別に評価することで、標準治療は十分に可能であると考えられ、今後必要となってくるものと思われる。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:手術療法

前へ戻る