演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

子宮頸部神経内分泌腫瘍に対するEP-CCRTを中心とした集学的治療の前方視的検討

演題番号 : P16-6

[筆頭演者]
碓井 宏和:1 
[共同演者]
三橋 暁:1、根本 未歩:2、清川 貴子:3、植原 貴史:1、山本 憲子:1、塙 真輔:4、錦見 恭子:4、楯 真一:1、宇野 隆:2、生水 真紀夫:1

1:千葉大学大学院医学研究院生殖医学、2:千葉大学大学院医学研究院画像診断・放射線腫瘍学、3:千葉大学大学院医学研究院病態病理学、4:千葉大学医学部附属病院婦人科

 

【目的】子宮頸部神経内分泌腫瘍(NECC)は予後不良の組織型である。当院では、IIIB期までのNECCに対して、シスプラチン・エトポシド併用同時化学放射線治療(EP-CCRT)(UMIN000003864)、子宮全摘、化学療法による集学的治療を行ってきた。EP-CCRTを中心とした集学的治療の実現可能性、有効性を前方視的に検討した。
【方法】2004年から2013年に、子宮頸部生検の病理組織診断で神経内分泌腫瘍と診断されたIB1期からIIIB期例を対象とした。外照射は、N0症例では全骨盤照射50Gy (2Gy/day)、N1症例では傍大動脈リンパ節までの拡大照射50.4Gy(1.8Gy/day)を施行し、外照射時に、P: 7mg/m2/日(25日間)、E: 30mg/m2/日(15日間: 1,3,5週目)を併用した。高線量率腔内照射は2-4回施行した。EP-CCRT終了後は、原則子宮全摘および全身化学療法(CPT-11-PまたはEP)を追加した。
【成績】12例(IB1期2例、IB2期4例、IIB期2例、IIIB期4例)が登録された。病理組織標本の再鏡検で、小細胞癌が11例、粘液性腺癌と小細胞癌の合併例が1例であることを確認した。放射線治療は全例で遅延なく完遂した。併用化学療法は、6例で完遂、5例は5週目、1例は2週目に骨髄抑制のため中止した。血液毒性はGrade3および4の白血球減少を7例/3例、好中球減少を4例/2例、血小板減少を1例/0例に認めた。Clinical CR 8例、PR4例であった。11例に尿管ステント留置下に子宮全摘術を施行し、Pathological CRは5例であった。観察期間の中央値は24ヶ月(7-73ヶ月)、2年生存割合は60%(6/10)、5年生存割合は43%(3/7)であった。再発例は6例 (IB1期1例、IB2期3例、IIB期0例、IIIB期2例)であり、初回再発部位は、局所(子宮頸部)が1例、照射野外(肺・脳・肝臓・骨)が5例であった。
 
【結論】初回EP-CCRT・子宮全摘・全身化学療法による集学的治療は、大きい合併症なく遂行可能であった。約半数の患者が生存しており、良好な成績と考えられた。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:集学的治療

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