演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

胆嚢原発の神経内分泌癌(NEC)に対して全身化学療法および放射線療法を行った1例

演題番号 : P16-4

[筆頭演者]
上杉 和寛:1 
[共同演者]
松本 俊彦:1、西出 憲史:1、梶原 猛史:1、浅木 彰則:1、仁科 智裕:1、堀 伸一郎:1、灘野 成人:1、井口 東郎:1

1:独立行政法人国立病院機構四国がんセンター

 

【症例】70歳台男性、主訴は腹部違和感。画像 (超音波検査、CT、MRI、PET-CT)、およびERCで採取した病理組織検査の結果で、胆嚢原発のNECと診断された。
【経過】初診時に閉塞性黄疸を来しており、ERBDを留置したが、減黄効果乏しく、PTCDを追加で施行した。減黄を確認した後に、NCCNのガイドラインに準じて肺小細胞癌と同様の化学療法(CBDCA+ETP、3週毎)を行った。治療経過中はGrade3(CTCAE)の貧血、血小板減少がみられたが、輸血対応で治療の継続が可能であった。3コース終了後の効果判定では、PRとなるも、4コース開始前までに腫瘍の急速な増大あり閉塞性黄疸も再増悪がみられ、PDと判定された。このため、腫瘍減量および減黄目的に放射線治療を開始した。計30Gyの照射を行い、腫瘍の縮小と減黄が得られた。その後は経過観察していたが、再度増悪し、症状緩和治療に移行した後に永眠された。
【考察】NECは稀な疾患であるが、このうち胆嚢原発の症例はさらに稀少である。今回我々は急速に進行した胆嚢原発のNECに対してCBDCA + ETPによる化学療法および放射線療法を行い、一時的ではあるが著明な改善がみられた症例を経験したので、若干の文献的考察を加えて報告する。

キーワード

臓器別:胆嚢・胆道

手法別:化学療法

前へ戻る