演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

切除不能小腸癌にFOLFOX+Cetuximab療法を施行した結果、奏効し原発切除手術した1例

演題番号 : P13-2

[筆頭演者]
久松 篤:1 
[共同演者]
滝西 安隆:1、嶋田 顕:1

1:昭和大学横浜市北部病院内科

 

【症例】55歳 女性
【主訴】腹部膨満・体重減少
【現病歴】2010年年末より腹部膨満・体重減少あり。その後、下腹部痛もあり近医受診、小腸腫瘍の疑いにて当院受診となった。
CT、PET-CT、小腸内視鏡の結果、回盲弁から70㎝口側の小腸癌(Adenocarcinoma(tub1,tub2))・右尿管浸潤と診断。
泌尿器科とコンサルトの上、根治切除は困難と判断し、化学療法施行の方針となった。
今症例は大腸癌に準じた化学療法FOLFOX4(L-OHP100㎎、l-LV125㎎、bolus 5-FU500mg、infusional5FU750mg)と、K-rasが野生型であったことによりCetuximab600mgも併用した。
2011年4月より1コース目開始。治療開始6週目のCTにて腫瘍縮小を得られ、20コース目までPR継続となった。
2012年5月、開腹小腸腫瘍切除術施行。
病理結果はAdenocarcinoma of ileum,state after chemotherapy Grade 1a,type3,pSI
(rectum aandappendix),tub2,int,INFb,ly0,v1,pN0,pPM0,pDM0。
術後は経過良好にて退院となった。
【結語】切除不能小腸癌に対してK-ras測定を行い、野生型であった場合に抗EGFR抗体を使用したという文献は少ない。今回の症例では抗EGFR抗体併用によって奏効し、手術にて切除できた1例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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