演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

stage Ⅳ 大腸癌における原発巣切除に関する検討

演題番号 : P12-3

[筆頭演者]
尾嶋 仁:1 
[共同演者]
安藤 裕之:1、小川 敦:1、佐野 彰彦:1、持田 泰:1

1:群馬県立がんセンター消化器外科

 

stage IV大腸癌は原則的には全身化学療法が行われる。手術療法関しては、原発巣および転移巣ともに切除可能であれば切除を、転移巣を取り切れなくても原発巣が原因で貧血、穿孔、閉塞などを起こす可能性があれば原発巣を切除する事が一般的である。しかし、原発巣の切除の有用性は不明である。
今回我々は、stage IV大腸癌の治療方針を原発巣切除の有無の観点から検討した。
群馬県立がんセンターにおいて2011年1月より2013年12月までに診療したstage IV大腸癌は、97例である。平均年齢は64,2歳で男性:65例、女性:32例であった。手術療法は、原発巣+転移巣切除:9例、原発巣のみ切除:39例、人工肛門造設:39例、手術なし:10例であった。化学療法:79例、CRT:3例、化学療法なし:13例であった。化学療法なしの症例の平均年齢は75,1歳、PS不良が6例、外科的治療なしは、1例であった。原発巣 + 転移巣切除(同時、異時切除)の9例のうち4例は再々発を来している。原発巣のみ切除+化学療法:人工肛門+化学療法:手術なし+化学療法では、平均年齢は、62.5歳:61.4歳:68.4歳で、生存期間中央値は、528日:440日:255日であった。人工肛門+化学療法症例のうち3例に腫瘍周囲膿瘍を認め、手術なし+化学療法症例のうち2例が腸閉塞で緊急手術を行った。まとめ: stage IV大腸癌において原発巣切除が可能であれば、切除した方がQOLに関して良い可能性がある。予後に関しては今後経過観察する必要がある。また、各群を詳細に解析、検討を加え報告する。

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:集学的治療

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