演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

回腸導管造設術後患者における高クロール性代謝性アシドーシスの一例

演題番号 : P109-8

[筆頭演者]
井上 礎馬:1 
[共同演者]
山田 佳輝:1

1:羽島市民病院

 

【症例】73歳、男性
【主訴】食思不振、ふらつき
【既往歴】20年前胃穿孔(幽門側胃切除)・15年前、膀胱癌(膀胱全摘出・回腸導管造設)・2年前癒着性イレウス(保存的治療)
【現病歴】平成24年10月、数日前より摂食が進まず、全身倦怠感も出現し、当院消化器内科を受診した。採血にて腎不全悪化所見がみられたため、脱水および腎前性腎不全の疑いにて精査加療目的で当科紹介、入院となった。入院時検査にて高クロール血症を認め、ABGにて著明な代謝性アシドーシスを認めた。回腸導管造設状態による高クロール性代謝性アシドーシスと考え、補液・NaHCO3を投与したところ、徐々にアシドーシス・腎機能・電解質異常の改善を認め、また入院時認めた自覚症状も消失を認め退院となった。
【考察】回腸導管造設術は50年ほどの歴史があり、現在でも最も代表的な尿路変更術として広く行われている。しかし合併症の頻度は少なくなく、回腸導管造設状態の患者では高クロール性代謝性アシドーシスを念頭に置く必要がある。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:手術療法

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