演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

乳癌Nab-Paclitaxel followed by Anthracycline Base regimenの投与完遂性と支持療法

演題番号 : P103-1

[筆頭演者]
大久保 雄彦:1 
[共同演者]
海瀬 博史:2、加藤 孝子:1

1:医療法人社団束光会戸田中央総合病院乳腺外科、2:東京医科大学病院乳腺科

 

【背景】Nab-Paclitaxel(Abraxane)は、人血清アルブミンにパクリタキセルを結合させた新規のタキサン製剤である。従来のパクリタキセル製剤と異なり、クレモホールEL及び無水エタノール等の溶媒が使用されていないために、溶媒に起因する過敏症等の問題点が改善され、点滴時間の短縮やアルコール不耐症患者への投与が可能になるなどの利便性が得られた。有効性においても、転移・再発乳癌を対象とした臨床試験の結果、従来のタキサン系製剤と比較して奏効率やPFSが有意に高く、米国では転移・再発乳癌で最も汎用されているタキサン系薬剤である。しかしながら、末梢神経障害や筋肉痛をはじめとする有害事象があり、中止、休薬・減量となるケースが多く見られる。【目的】当科で、乳癌に対し術前・術後に本剤を投与した症例の完遂性と副作用に対する支持療法について検討した。【対象と方法】2012年2月から2013年12月の間に、Nab-Paclitaxelの投与は260mg/m2を3週後毎に30分間かけて投与した25例。 PS0,1、年齢30~69 歳。レジメンは、Nab-Paclitaxel 4サイクル後にAnthracycline Baseレジメン4サイクルの投与。または、Anthracycline Baseレジメン4サイクル投与後にNab-Paclitaxel+Trastubumabを4サイクル投与。【結果】術前化学療法:4例、術後化学療法21例。Luminal A:0例、Luminal B:7例、HER2-enriched:4例、Basal-like:14例。全例投与中止・減量はなく、4サイクル完遂した。適切な支持療法で、末梢神経障害や筋肉痛などが軽減した。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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