演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

当科における卵管悪性腫瘍の臨床的検討

演題番号 : O60-4

[筆頭演者]
本間 滋:1 
[共同演者]
菊池 朗:1、笹川 基:1、児玉 省二:1

1:新潟県立がんセンター新潟病院婦人科

 

1990年から2013年までに当科で診断治療した卵管悪性腫瘍24例について臨床的に検討した。進行期(FIGO)は1期2例、2期8例、3期14例で、病理組織学的に腺癌22例(漿液性20例、類内膜2例)、癌肉腫2例であった。症状は帯下7例(水様3例、黄色-褐色4例)、不正性器出血6例、下腹部疼痛あるいは膨満感4例、鼠径部腫瘤3例、無症状4例(検診での子宮細胞診陽性2例、骨盤内腫瘤2例)であった。当科での診断の初期段階での内診所見、腫瘍マ-カ-を含む血液検査所見、画像検査(超音波検査・CT・MRI・PETなど)所見から、①卵管癌疑い型(水様帯下・不正性器出血があるが、子宮細胞診は陽性あるいは陰性で、附属器領域など骨盤内の腫瘤が疑われるものの確定困難)、②卵巣癌疑い型(充実性部分を含む明らかな骨盤内腫瘤、CA125値の上昇)、③子宮体癌疑い型(子宮細胞診で腺癌細胞を認めるが、明らかな骨盤内腫瘤が指摘されない)、④原発不明癌型(鼠径リンパ節転移腺癌や腹腔内播種像が最初に指摘されているが原発部位が不明)、⑤その他に分類すると、それぞれ初診(紹介患者は紹介元初診時)から手術までの日数は、①4例で、54-518日(175.8±197.7日)、②11例で、10-106日(45.0±24.6日)、③4例で、35-104日(60.5±26.3日)、④4例で、27-169日(90.0±51.7日)、⑤1例で175日であり、①及び③-⑤は27-518日(113.8±124.0日)で、②に比較して長い傾向がみられた。また、①のうち2例で腹腔鏡により、④のうち3例でPETにより診断に至った。5年生存率は1期100%、2期100%、3期54.0%であった。

キーワード

臓器別:その他

手法別:診断

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