演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

再発子宮頸癌に対する塩酸イリノテカン/ネダプラチン併用療法の有効性に関する検討

演題番号 : O59-2

[筆頭演者]
加藤 利奈:1 
[共同演者]
寺内 文敏:1、大村 涼子:1、在津 令子:1、森竹 哲也:1、佐川 泰一:1、西 洋孝:1、井坂 惠一:1

1:東京医科大学産科婦人科学教室

 

[目的]再発子宮頸癌に対する化学療法に関しては一定の見解は得られておらず、その予後は依然厳しい。今回我々は、再発子宮頸癌に対し塩酸イリノテカン(CPT-11)とネダプラチン(NDP)の併用療法(CPT-N)を行い、その有効性に関し後方視的に検討したので報告する。
[方法]2009年から2013年に当院でCPT-N(CPT-11 60mg/m2/day1,8, NDP 80mg/m2/day1, 21日間隔)を施行した再発子宮頸癌18例を対象に、奏効率、有害事象および予後に関して検討した。
[結果]年齢中央値は49.5歳(27-72歳)、観察期間中央値は10.5ヶ月(3-37ヶ月)であり、組織型は、扁平上皮癌14例、腺癌1例、腺扁平上皮癌1例、その他の組織型2例、進行期は、I期5例、II期3例、III期4例、IV期6例であった。再発部位は、照射野内7例、照射野外11例であり、CPT-Nの奏効率は44.4%(CR 5例、PR 3例、SD 4例、PD 6例)であった。また、照射野外での奏効率は 54.5%(6/11例)であり、照射野内での奏効率28.6%(2/7例)と比して高率であった。有害事象は、grade 4の血液毒性3例、grade 3以上の非血液毒性1例を認めた。PFS中央値は7ヶ月(1-23ヶ月)、OS中央値は11ヶ月(3-37ヶ月)であり、再発または増悪までの期間が12ヶ月未満と12ヶ月以上では、12か月以上で予後良好な傾向であった(PFS: 0% vs 66.7%, p=0.059、OS: 0% vs 100%, p=0.073)。
[結論] 本治療法は再発子宮頸癌に対して有効なレジメンであると考えられた。特に、照射野外再発および再発までの期間が12ヶ月以上の症例に対しては高い奏効率を示すことより、今後は適格症例の選定に関しての検討が必要と考えられた。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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