演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

筑波大学における膀胱癌に対する光力学的診断の初期成績

演題番号 : O49-1

[筆頭演者]
高岡 栄一郎:1 
[共同演者]
辻本 一平:1、目 翔太郎:1、黒部 匡広:1、市岡 大士:1、神鳥 周也:1、小島 崇弘:1、常樂 晃:1、末富 崇弘:1、宮崎 淳:1、河合 弘二:1、西山 博之:1

1:筑波大学附属病院腎・泌尿器外科

 

【諸言】5- アミノレブリン酸を用いた光力学診断は、通常の白色光で視認困難なCIS病変の検出に優れておりEAUガイドラインにおいてもその有用性が述べられ
ている。本邦では保険未認可の私費診療であるが当院は倫理委員会の承認後、2012年11月より導入した。当院で施行した蛍光内視鏡による膀胱粘膜生検の初期成績を報告する。【対象・方法】2012年11月から2013年12 月の間に当科で施行した26例において、粘膜生検スポット188スポットを対象とした。明らかな隆起性腫瘍に対するTURのスポットは除外した。スポットを白色光陰性かつ蛍光陰性部位、白色光陽性かつ蛍光陰性部位、白色光陽性かつ蛍光陽性部位、白色光陰性かつ蛍光陽性部位と定義しスポット毎の生検数ならびにCIS陽性数から感度、特異度を算出した。
【結果】188スポット中、白色光陰性かつ蛍光陰性部位は142スポット、白色光陽性かつ蛍光陰性部位は8スポット、白色光陽性かつ蛍光陽性部位は11スポット、白色光陰性かつ蛍光陽性部位は27スポットであった。それぞれのスポットにおいてCISは8(5.6%)、1(12.5%)、6(54.5%)、10(37%)認めた。これらのデータをもとに、白色光におけるCIS検出は感度28%、特異度93%、蛍光における感度64%、特異度86%であった。感度において有意差を認めた。(p=0.0011)
【結語】当院における蛍光内視鏡によるCIS診断精度は諸家の報告と同等であり、白色光に対する上乗せ効果も認められた。また、蛍光内視鏡でCISを追加診断できた症例もありTURBT後の追加治療方針決定にも有用である。

キーワード

臓器別:腎・尿路・膀胱

手法別:診断

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