演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

臨床的早期胃癌における領域リンパ節転移の予測法

演題番号 : O44-3

[筆頭演者]
藤川 寛人:1,2 
[共同演者]
坂巻 顕太郎:3、川邉 泰一:1、林 勉:4、青山 徹:1、佐藤 勉:1、長 晴彦:1、幕内 洋介:1、尾形 高士:1、山田 貴允:4、長谷川 慎一:4、大島 貴:4、利野 靖:4、益田 宗孝:4、吉川 貴己:1

1:地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター消化器外科、2:財団法人同友会藤沢湘南台病院外科、3:横浜市立大学附属市民総合医療センター臨床統計学・疫学、4:横浜市立大学附属病院外科治療学

 

【目的】T1胃癌では5-15%程度にリンパ節転移を来すと報告されている。リンパ節転移を伴うcT1胃癌に対する標準療法はD2郭清であるが、cT1胃癌におけるCTによるN診断の精度は十分とは言い難く、その感度は4%と報告されている。本研究ではcT1胃癌におけるリンパ節転移の予測に有用な因子について検討を行った。
【対象と方法】2000年10月から2007年10月までに上部消化管内視鏡検査によりcT1と診断されD1郭清以上の根治的外科手術が施行された511例。方法と評価:腫瘍の局在、壁深達度(cT1a、cT1b)、肉眼型、腫瘍最大径、組織型(分化型、未分化型)について単変量解析を施行。有意差を認めた因子を用いてROC曲線を作成し最適なカットオフを求めた。
【結果】病理学的N+症例は46例(9.0%)であった。リンパ節転移の有無について壁深達度 (p=0.002)、腫瘍最大径 (p<0.001)、組織型 (p=0.002)で有意差を認めた。これら因子を用いた多変量解析により作成したROC曲線のAUCは0.75であった。カットオフ値はcT1a:分化型7.9cm、未分化型4.8cm、cT1b:分化型4.3cm、未分化型1.1cmで最も分類性能が高くなり感度67.4%、特異度71.6%であった。
【結語】cT1胃癌において組織型および腫瘍最大径はリンパ節転移の予測因子として有用である.

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:診断

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