演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

メラノーマに対するセンチネルリンパ節生検偽陰性例の検討

演題番号 : O37-3

[筆頭演者]
堤田 新:1 
[共同演者]
高橋 聡:1、大芦 孝平:1、小俣 渡:1、山崎 直也:1

1:独立行政法人国立がん研究センター中央病院皮膚腫瘍科

 

センチネルリンパ節生検(Sentinel Node Biopsy以下SNB)は、メラノーマ治療において標準的な手技となっている。SNBを施行する群と経過観察群に分け、SNBの意義を検証する国際的な無作為化比較試験(MSLT-1)の最終報告では、SNBは正確な病期分類と予後予測において重要な情報をもたらし、メラノーマ特異的生存は有意差はなかったが、無病生存では施行群が有意に上回る結果であった。
 センチネルリンパ節(SN)転移陰性例で、その後に同じ所属リンパ節領域に転移がおこる偽陰性は非常に少なく、2-5%とされる。今回われわれの施設において、この偽陰性の自験例を供覧し考察する。供覧する1例は下眼瞼原発で、耳下腺リンパ節、顎下リンパ節がSNとして同定され、転移を認めたがリンパ節郭清は希望されず、SNB施行後10ヶ月で同側耳下腺内リンパ節に転移を来した。もう1例は外陰部原発で、他院にて広範囲切除後に、当科でSNBを施行した。左鼠径部にSNを同定し組織学的に転移は認めなかったが、8ヶ月で同側鼠径リンパ節に転移が確認された。何れの症例も、頭頸部原発、拡大切除後といった偽陰性をおこしやすい因子があった。

キーワード

臓器別:皮膚

手法別:手術療法

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