演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

膵癌の化学・放射線療法の評価におけるFDG-PETの有用性

演題番号 : O31-1

[筆頭演者]
又木 雄弘:1 
[共同演者]
新地 洋之:2、前村 公成:1、蔵原 弘:1、川崎 洋太:1、上野 真一:3、迫田 雅彦:1、飯野 聡:1、高尾 尊身:4、夏越 祥次:1

1:鹿児島大学消化器外科、2:鹿児島大学医学部保健学科、3:鹿児島大学医学部臨床腫瘍学、4:鹿児島大学フロンティアサイエンス研究推進センター

 

(目的):膵癌の化学・放射線療法におけるFDG-PETの有用性をretrospectiveに検討した。(対象と方法):対象は、組織学的に腺癌の診断が得られている、造影CTで膵癌と診断された56例。平均年齢は63歳(42-82歳)で、性別は男性36人、女性20人。腫瘍の進行度はUICC分類でstage IIa 12例,IIb 8例,III 26例,IV 10例であった。治療内容は、化学療法22例、化学放射線療法34例であった。治療前および治療後3-6ヶ月にFDG-PETを施行し、主病巣のSUV値を測定し、治療後のRECISTによる評価判定・腫瘍マーカーの推移と比較検討した。(結果)1.加療前のSUV値と加療後評価および生存曲線に相関関係は認めなかった。2.加療後のSUV値は、加療前に比べ有意に低下していた(p<0.001)。3.加療後のRECIST評価は、PR 27例、SD 21例、PD 8例であった。加療前後の主病巣のSUVの推移をみると、SUVの上昇傾向を認めたものが9例あった。それらをRECIST評価別にみると、PR 2例(7.4%)、SD 3例(14.2%)、PD 4例(50%)であり、RECIST評価の不良なものほど主病巣のSUV値の上昇を認める症例が増加していた。4. SUV値の推移と加療評価間に相関を認め、加療前後のSUV変化率とCEAおよび腫瘍径の変化率に有意な相関を認めた。(まとめ)膵癌の化学・放射線療法前後のFDG-PETの主病巣のSUV値の推移は、加療の有効性の補助診断としての有用性が示唆された。

キーワード

臓器別:膵臓

手法別:診断

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