演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

ゲフィチニブで増悪後にエルロチニブへ交替した症例の検討;術後再発症例における特徴

演題番号 : O29-5

[筆頭演者]
諸富 洋介:1 
[共同演者]
岡本 龍郎:1、鈴木 雄三:1、藤下 卓才:1、北原 大和:1、島松 晋一郎:1、河野 幹寛:1、川野 大悟:1、前原 喜彦:1

1:九州大学大学院消化器・総合外科

 

【目的】
術後再発症例に対する治療のガイドラインはエビデンスが乏しく、術後再発後の治療は進行期に準じて行っている。しかしながら、原発巣をコントロールされた術後再発症例とⅢB/Ⅳ期の進行期肺癌症例は同じ病態ではないと考えられる。進行期においてはゲフィチニブでの増悪後にエルロチニブを再投与には、ある一定の効果があると報告されているが、術後再発症例をのみを集積した報告はない。
【対象と方法】
2004年11月から2012年11月までに当科にて切除された非小細胞肺癌のうち、再発後にゲフィチニブを投与後増悪し、エルロチニブを投与された10例について、retrospectiveに臨床病理学的特徴を検討した。
【結果】
女性5例、男性5例で平均年齢は68歳(38-74歳)であった。喫煙者は1例のみであった。病理病期は IA/IB/ⅡA/ⅡB/ⅢA/ⅢBがそれぞれ2/4/1/1/1/1例であった。再発形式は局所再発1例、遠隔再発9例であった。EGFR遺伝子変異検査は全例に施行し、exon19に6例、exon20に2例認め、1例がexon19のみ解析不能であった。毒性はGrade 2の皮疹、掻痒感、口内炎を認めたがGrade3以上の有害事象は認めなかった。タルセバ変更後のbest response はCR 0例、PR 0例、SD 6例、PD 4例であった。奏効率0%、病勢コントロール率60%、病勢進行までの期間(PFS)中央値180日であった。
【結語】
術後再発症例におけるタルセバコンバージョン症例は、進行期のヒストリカルコントロールと比較し、PFSが同等かそれ以上であった。術後再発症例では、ゲフィチニブ増悪後のエルロチニブ投与は有効である可能性が示唆された。

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:化学療法

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