演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

当院におけるがんリハビリテーション介入による効果について

演題番号 : O2-1

[筆頭演者]
秋山 茂雄:1 
[共同演者]
相川 律子:1、横山 智央:2、石川 あさ:3

1:全国土木建築国民健康保険組合総合病院厚生中央病院リハビリテーション科、2:全国土木建築国民健康保険組合総合病院厚生中央病院総合内科、3:全国土木建築国民健康保険組合総合病院厚生中央病院看護部

 

【はじめに】
2010診療報酬改定において、がん患者リハビリテーション(以下がんリハ)料が新設され、当院でもがんリハ料の施設基準を取得し2013年3月より開始している。がんリハの介入効果および目的は身体機能やADLの改善のみならず、QOLなどの精神面への向上など多角的側面での効果の期待が求められる。今回、当院におけるがんリハ介入による有用性について調査した。
【対象と方法】
対象は2013年3月から12月までに当院においてがんリハを行った患者24例(男性18例、女性6例、平均年齢73.9±8.0歳)とした。疾患臓器内訳は胃9例(37.5%)、 肺5例(20.8%)、大腸2例(8.3%)、上行結腸2例(8/3%)、ほか6例。がんリハ内容は関節可動域訓練5例(20.8%)、筋力増強訓練17 例(70.8%)、基本動作訓練8例(33.3%)、歩行訓練11例(45.8%)、応用歩行訓練12例(50.0%)、階段昇降訓練13例 (54.2%)、自転車エルゴメータ7例(29.2%)。測定項目は身体機能は握力、TUG(Timed Up & Go test)、活動度はBI(Barthel Index)、KPS(Karnofsy Performance Scale)、PPS(Palliative Performance Scale)、QOLはEORTC QLQ-C30(以下QLQ)とした。握力は左右2回測定した最高値(Kg)を採用した。TUGは肘掛け付きの椅子からの立ち上がり、3mを快適な速度で歩いたのち、目印を回り着座するまでの時間を3回測定し、最速値(sec)を採用した。QLQは全30項目にて最良値を最小点1点とし、30~126点の評価とした。測定時期は開始時および開始2週間後、退院時とした。
【結果】
測定結果は開始時および開始2週間後、退院時それぞれ握力が19.3±4.7、20.0±6.7、20.4±6.2、TUGが24.2±10.6、 15.2±6.0、16.4±3.9、BIが71.5±20.5、66.2±22.2、73.6±19.7、KPSが58.8±15.1、 55.4±12.7、58.6±12.3、PPSが62.9±12.7、60.8±10.4、62.9±12.0、QLQが73.6±13.4、 67.9±15.1、67.1±9.4であった。
【考察】
がんリハ介入により身体機能、QOLにおいて改善がみられたが、活動度の改善はみられなかった。症例数が少ないため、現在も症例集積を継続しており、学会時には症例数を増やした結果を報告し、考察する。

キーワード

臓器別:その他

手法別:リハビリテーション

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