演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

肝細胞癌におけるサルコペニアと臨床病理学的意義

演題番号 : O14-7

[筆頭演者]
吉川 雅登:1 
[共同演者]
島田 光生:1、宇都宮 徹:1、居村 暁:1、森根 裕二:1、池本 哲也:1、荒川 悠佑:1、金本 真美:1、岩橋 衆一:1、齋藤 裕:1、東島 潤:1

1:徳島大学消化器移植外科

 

【背景】サルコペニアは加齢による骨格筋量減少を意味するが、近年さまざまな癌において術後短期長期予後予測因子として注目されている。今回肝細胞癌切除症例における術前サルコペニアと臨床病理学的意義について検討した。
【方法】ミラノ基準内、肝細胞癌根治切除症例62例を対象として、第3腰椎レベルにおける骨格筋量をCT上で測定し、サルコペニアの有無 (cut off値;男性 67.1cm2 / m2、女性 57.9 cm2 / m2) により2群に分類し臨床病理学的因子との関連を検討した。
【結果】術前サルコペニア群は14例 / 62例(22.6%)であった。術前サルコペニア群は、有意に血清Alb値が低く、皮下及び内臓脂肪が少ない傾向を認めた。また、腫瘍因子においては、腫瘍個数が有意に多かった。周術期因子(術中出血量、術後合併症発生率、入院期間)は有意差を認めなかった。さらに、累積生存率及び無再発生存率ともに術前サルコペニアの有無と相関を認めなかった。
【結語】肝細胞癌における術前サルコペニアは、肝切除後の短期・長期予後予測因子とはならなかった。

キーワード

臓器別:肝臓

手法別:支持療法

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