演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

非扁平非小細胞肺癌に対するベバシズマブ,ドセタキセル,カルボプラチンの第2相試験

演題番号 : O46-4

[筆頭演者]
吉森 浩三:1 
[共同演者]
滝口 裕一:2、湊 浩一:3、岡本 浩明:8、栗林 英彦:1,6、安藤 真弘:7、新行内 雅斗:4、弦間 昭彦:5

1:公益財団法人結核予防会複十字病 呼吸器セ、2:千葉大腫瘍内科学、3:群馬県立がんセ、4:千葉県がんセ、5:日本医大、6:日本医大千葉北総病、7:坪井病、8:横浜市立市民病

 

【背景】進行非小細胞肺癌に対しドセタキセル/シスプラチン併用療法は最強レジメンのひとつである。カルボプラチンはシスプラチンより生存データにおいてやや劣るが投与の簡便性などで優れる面もある。シスプラチンをカルボプラチンで代用しても、ベバシズマブを追加することにより良好な効果を得られる可能性がある。【目的】Carboplatin(AUC=6)+Docetaxel(60mg/m2)+Bevacizumab(15mg/kg)併用療法の有効性と安全性を検討する。【対象】20~74歳、PS0-1、測定可能病変を有する切除不能・根治的胸部放射線照射不能未治療非扁平上皮・非小細胞肺がん 【方法】3週ごとに最大6コース繰り返し、PDでない患者にはベバシズマブによる維持療法をPDないし規定の毒性まで継続した。主要評価項目は無増悪生存期間(PFS)、副次的評価項目は安全性、奏効率、OS,バイオマーカー。過去の発表データからドセタキセル/シスプラチンのPFSを4.6ヵ月と仮定し、最低必要症例数は37例と計算されたため、目標症例数は40例とした。【結果】40例が登録され39例に投与された。39例の内訳は女性31%,PS0が67%,IV期92%,年齢中央値62歳,EGFR変異陽性13%,(不明8%)であった。3薬併用は中央値4(1~6)コース投与され、その内54%が中央値4(2~24)コースの維持療法を受けた。現在までに解析された32例の3薬併用時グレード3以上の主な毒性はHb低下(9.4%),好中球減少(50%),血小板減少(9.4%),発熱性好中球減少(25%),高血圧(37.5%)であり、その他、胆石胆嚢炎、ALP高値、K高値、蛋白尿、下痢、食欲不振、悪心、感染、口内炎、腫瘍痛をそれぞれ1例(3.1%)に認めた。外部評価を終えた35例の解析では、奏効率74%(26/35),PFS中央値は6.4(95%CI:4.8-9.9)ヵ月であった。【結論】本治療法は進行非扁平NSCLCの初回治療として安全性で有効である可能性が示唆された。本研究は東京がん化学療法研究会により実施された(TCOG1001)

キーワード

臓器別:肺・縦隔・胸膜

手法別:化学療法

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