演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

限局性前立腺癌に対する前立腺全摘除術の臨床的検討

演題番号 : O43-4

[筆頭演者]
井上 均:1 
[共同演者]
稲垣 裕介:1、福田 聡子:1、花房 隆範:1、西村 健作:1、原 恒男:1

1:市立池田病

 

【目的】前立腺全摘除術症例を検討し, 各種parameterが生化学的再発に与える影響を検討した.【対象】市立池田病院における経直腸的12か所生検で前立腺癌と診断され, 2004年1月より2009年12月までに前治療なしで根治的前立腺全摘除術を受けた限局性前立腺癌198例のうち, 術後アジュバント療法を施行した6例と30か月未満でlost followとなった21例を除外した171例を対象とした.生化学的再発はPSA>0.2ng/mLあるいは術後補助療法を開始した時とした.【結果】術後観察期間の中央値は63ヶ月(36-106), 前立腺癌死例はなかった。術後生化学的再発を認めたのは37例(21.6%)であった.3年,5年非再発率は82.5%, 77.9%であった. 単変量, 多変量解析いずれでも全摘標本のgleason score(pGS)7以上, 外科的断端(SM)陽性が有意な危険因子であった. pGS6症例の3年,5年非再発率はいずれも92.9%であった.なお前立腺容積,生検陽性本数,NCCNリスク分類などの術前のparameterは有意な予後因子ではなかった.一方術後3ヶ月時点のPSA値は独立した予後因子でPSA0.010ng/mL未満の症例の3年,5年非再発率は96.2%,92.6%と良好であった。【結語】pGS,SMの他,術後3ヶ月時点のPSA値も有意な予後因子であった.

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:手術療法

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