演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第54回・2016年・横浜
 

広島市立安佐市民病院におけるda Vinci Xi導入後の前立腺悪性腫瘍手術成績の検証

演題番号 : P52-2

[筆頭演者]
三田 耕司:1 
[共同演者]
大原 慎也:1、加藤 昌生:1

1:広島市立安佐市民病院・泌尿器科

 

【背景】広島市立安佐市民病院泌尿器科において腹腔鏡下前立腺全摘除術(L群)352例の経験後にロボット支援前立腺全摘除術(R群)を開始した。
【目的】L群300例以上の経験を有する当科におけるda Vinci Xi導入後初期の前立腺悪性腫瘍手術の手術成績を検証する。
【対象と方法】対象は2015年12月より2016年4月初旬までに経験した34例でR群は2016年1月末から開始した。L群14例、R群20例で2群間の比較検討を行った。
【結果】年齢、BMI、術前PSA、術前病期、生検Gleason Score、神経温存、摘出重量などの背景因子について2群間に有意差はなかった。両群とも手術途中で術式の変更はなかった。気腹時間中央値はL群が101分、R群が153分でL群に比較しR群が有意に長かったが(P<0.01)、20例の経験によりR群のコンソール時間は80分程度となりL群と同等となった。尿込み出血量はL群が150ml、R群が50mlで2群間に有意差はなく全例輸血は不要であった。直腸損傷などの重篤な術中合併症はいずれもみられなかった。いずれの群も尿道カテーテル留置期間4日、術後退院日7日、術後合併症にはL群に尿閉2例、R群に尿道膀胱吻合部不全1例がみられた。病理組織、切除断端陽性率について2群間に有意差はみられなかった。
【まとめ】L群300例以上の経験を有する当科におけるロボット支援前立腺全摘除術の導入は安全に可能であり、R群の導入初期成績はL群と遜色のない成績であった。

キーワード

臓器別:前立腺・男性生殖器

手法別:手術療法

前へ戻る