演題抄録

一般演題 (示説)

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

外科的切除を施行した十二指腸Gastrointestinal stromal tumorの検討

演題番号 : P130-2

[筆頭演者]
並川 努:1 
[共同演者]
宗景 絵里:1、宗景 匡哉:1、志賀 舞:1、前田 広道:2、北川 博之:1、小林 道也:2,3、花﨑 和弘:1

1:高知大学医学部外科学講座外科1、2:高知大学医学部附属病院がん治療センター、3:高知大学医学部医療学講座医療管理学分野

 

【目的】Gastrointestinal stromal tumor (GIST)は胃に発生することが多く、十二指腸に発生することは稀である。当科で外科的切除を施行した十二指腸原発のGISTについて後方視的に検討することを目的とした。【対象と方法】2005年12月から2012年3月までの間に当科で外科的切除を施行した十二指腸GIST 4例を対象とし、臨床病理学的事項について検討した。【結果】切除時の年齢中央値は73.5歳(67―79)、男性2例、女性2例で、腫瘍の最大径の中央値は4.3 cm (2.4―16)であった。発生部位は十二指腸下行脚 3例、水平脚 1例で、全例腫瘍を含めた十二指腸部分切除術が施行され、最終病理診断で高リスク 1例、中リスク 1例、低リスク 2例であった。部分切除後の十二指腸欠損孔が大きくなった症例では、空腸を挙上吻合しdouble tract再建とすることで、内腔の十分な確保が可能で、術後経過も良好であった。高リスク症例は術後イマチニブ投与も行ったが、後腹膜に再発し術後14か月で原病死し、中、低リスクの3例は生存中である。【結語】部分切除後の十二指腸欠損が大きくてもdouble tract再建を適用することで安全に手術可能であった。部分切除術においては、今後病変を過不足なく切除する腹腔鏡・内視鏡合同局所切除術の適応も考えていきたい。

キーワード

臓器別:胃・十二指腸

手法別:局所療法

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