演題抄録

ワークショップ

開催概要
開催回
第53回・2015年・京都
 

当科の転移性乳癌におけるBevacizumab+Paclitaxel療法の有用性の検討

演題番号 : WS30-4

[筆頭演者]
大地 哲也:1 
[共同演者]
神尾 孝子:1、神尾 英則:1、塚田 弘子:1、志鎌 杏子:1、野上 真子:1、野口 英一郎:1

1:東京女子医科大学第2外科

 

【目的】
当科における進行再発乳癌に対するBevacizumab(AVA)+Paclitaxel(PTX)の有用性を後方視的に解析・検討する。
【対象および方法】
対象:2012年1月から2015年3月までの間に当科にてAVA+PTX療法を施行した進行再発乳癌患者28例。
評価項目:奏功率(ORR)、クリニカルベネフィット率(CBR)
【結果】
年齢中央値は52歳(37-66)で、PS1が21例、PS2が7例だった。内臓転移は23例(82%)に認めた。ER陽性HER2陰性乳癌が16例、ER陰性HER2陰性乳癌が6例、ER陰性HER2陽性乳癌が3例、ER陽性HER2陽性乳癌が3例だった。前化学療法治療レジメン数の中央値は3(1-7)で、タキサン系既治療は25例(89%)だった。AVA+PTX療法のサイクル数の中央値は5(2-21)だった。
抗腫瘍効果は、CR1例、PR19例、SD4例、PD3例、評価不能1例で、ORR71.0%だった。
ORRを背景因子別に検討すると、ER陽性HER2陰性乳癌が68.8%、ER陰性HER2陰性乳癌が66.7%、ER陰性HER2陽性乳癌が66.7%、ER陽性HER2陽性乳癌が100%であり、サブタイプ間で差はなかった。前化学療法治療レジメン数3以下群は74%、4以上群は60%であり、前化学療法治療レジメン数が少ない方が高いORRを得た。タキサン系既治療25例のうち19例(76%)が奏功した。
胸腹水は66%(4/6)が奏功した。28例中3例は皮膚潰瘍病変を伴ったが、難治出血は認めなかった。11例は300日以上の長期投与だった。
【まとめ】
Bevacizumab+Paclitaxel療法はORR71.0%%だった。サブタイプやタキサン前治療歴に関わらず効果が期待できるが、前化学療法治療レジメン数が少ない方がより高いORRを得た。

キーワード

臓器別:乳腺

手法別:化学療法

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