演題抄録

一般演題(示説)

開催概要
開催回
第52回・2014年・横浜
 

低悪性度子宮内膜間質肉腫の7例

演題番号 : P65-7

[筆頭演者]
菊池 朗:1 
[共同演者]
笹川 基:1、本間 滋:1、児玉 省二:1

1:新潟県立がんセンター新潟病院産婦人科

 

【はじめに】低悪性度子宮内膜間質肉腫は予後良好とされているが、まれなためその取り扱い方法は確立していない。
【研究方法】1991年~2013年に治療した子宮体部悪性腫瘍症例を検索、7例の低悪性度子宮内膜間質肉腫が当科で治療を受けていた。この7例を後方視的に解析した。
【結果】年齢の中央値50歳(46歳―70歳)。臨床進行期(FIGO2008)は、IA期3例、IB期2例、IIA期2例であった。主訴は不正出血3例、過多月経1例、骨盤内腫瘤3例であり、1例が乳癌術後でタモキシフェン内服していた。6例でMRI施行され、4例で悪性腫瘍の可能性が指摘されていた。子宮口付近に腫瘍を認めた3例で生検が施行され、3例とも肉腫の可能性が示唆されていた。全例で子宮全摘が施行され、IIA期の1例で術後補助療法(酢酸メドロキシプロゲステロン内服)が施行された。予後は7例中3例が再発、そのうち1例が死亡した(観察期間8~100か月)。3例の初回再発部位は、それぞれ腹腔内、腰椎、肺であった。PET-CTは再発例2例に施行されたが、2例ともごく弱いFDG集積を認めた。腹腔内再発例は、腹腔内再発を繰り返し計4回の摘出術が施行された。また3回目の再発時より病理学的には未分化子宮内膜肉腫に変化した。死亡例の1例はホルモンレセプター陰性のため化学療法が施行されたが、無効であり初回治療後56カ月腫瘍死となった。
【結果】低悪性度子宮内膜間質肉腫は、再発も多く、必ずしも予後良好とは言えない。有効な治療法の開発が期待される。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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