演題抄録

一般演題(口演)

開催概要
開催回
第51回・2013年・京都
 

大腸癌R0切除後の補助化学療法としてのoxaliplatin-base療法後の末梢神経障害

演題番号 : O25-6

[筆頭演者]
石橋 敬一郎:1 
[共同演者]
岡田 典倫:1、田島 雄介:1、近 範泰:1、幡野 哲:1、松澤 岳晃:1、傍島 潤:1、隈元 謙介:1、福地 稔:1、熊谷 洋一:1、馬場 裕之:1、佐野 元彦:2、持木 彫人:1、石田 秀行:1

1:埼玉医科大学総合医療センター  消化管・一般外科、2:埼玉医科大学総合医療センター  薬剤部

 

【目的】当科では,2009年以降curB症例,StageIII,high risk StageII大腸癌R0切除後補助化学療法として,原則mFOLFOX6を12回(XELOXの場合8回)行ってきた.しかし,oxaliplatinに特異的な有害事象である末梢神経障害が,治療後も長期残存することが問題点とされていが,本邦での現状は明らかでない.今回,当科における補助化学療法oxaliplatin-base療法後の末梢神経障害の残存経過について検討した.【対象・方法】2009年1月から2012年3月の間にoxaliplatin-base療法を補助化学療法として,mFOLFOX6を12回(XELOXの場合8回)予定として開始した42例を対象.患者背景,化学療法終了後から,3ヶ月,6ヶ月,1年,1年6ヶ月,2年の時点での末梢神経障害について検討した.【結果】男性26例,女性16例.年齢中央値は67(31-84)歳.curB症例4例,StageIIIa 20 例,StageIIIb 14例,high risk StageII 4例であった.mFOLFOX6 41例,XELOX 1例,mFOLFOX6の投与回数中央値12(2-12)回,XELOXを施行した1例は8回であった.dose intensity中央値75.0(40.9-100)%であった.末梢神経障害は39例(92.9%)に認められ,grade1 14例(33.3%),grade 2 23例(54.8%),grade3 2例(4.8%)であった.3ヶ月後の末梢神経障害は33例(78.6%)に認められ,grade1 23例(54.8%),grade 2 10例(23.8%).6ヶ月後では28例(66.7%)に認められ,grade1 24例(57.1%),grade 2 4例(9.5%).1年後では14例(33.3%)に認められ,grade1 13例(30.9%),grade 2 1例(2.4%).1年6ヶ月経過した症例は33例であり,9例(27.2%)に末梢神経障害が認められ,grade1 8例(24.2%),grade 2 1例(3.0%).2年経過した症例は23例であり,5例(21.7%)に認められ,全例grade1 であった. 【結語】補助化学療法後の末梢神経障害は,治療終了後徐々に軽快していくが,治療後1年で約30%,2年で20%に残存することを認識してoxaliplatin の投与をしていくことが必要である.

キーワード

臓器別:大腸・小腸

手法別:化学療法

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