演題抄録

デジタルポスター

開催概要
開催回
第55回・2017年・横浜
 

子宮頸がんに対する化学療法中に二次性の硬化性胆管炎を発症した1例

演題番号 : P140-6

[筆頭演者]
木村 敏啓:1 
[共同演者]
吉野 愛:1、清原 裕美子:1、橋本 奈美子:1、太田 行信:1、大川 和良:2、上浦 祥司:1

1:地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター・婦人科、2:地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター・肝胆膵内科

 

Furuorouracil系抗癌剤による肝動注療法の普及により硬化性胆管炎が報告されるようになった。静注や経口の抗癌剤で発症したと考えられる二次性硬化性胆管炎の症例も少数ではあるが報告がある。今回我々はパクリタキセル、シスプラチン、ベバシズマブ(TP-Bev)の静注療法の経過中に硬化性胆管炎を発症した1例を経験したので報告する。
症例は60歳女性、不正出血と下腿浮腫を主訴に近医受診。子宮頸癌の診断となった。MRIやPET-CTでは子宮頚部の腫瘍は左骨盤壁に達し、卵巣、骨盤内リンパ節、傍大動脈リンパ節、左鎖骨上窩リンパ節などに転移を認め、子宮頸がんⅣBと診断した。TP-Bevを2クールおこなったところ腫瘍は縮小し、左の下腿浮腫、疼痛も軽減した。しかし2クール実施後2週間頃よりALP、ɤGTPの値が上昇し急性胆嚢炎の診断にて治療開始。ERBD、ERCP、肝生検等の検査にて硬化性胆管炎の診断となり、ドレナージ、抗生剤投与にて軽快した。化学療法は2コースで中止し、以後放射線治療を行った。これらの経過の詳細と文献的考察を加えて報告する。

キーワード

臓器別:子宮

手法別:化学療法

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